The X Factor UK 2015の審査員はどんな人?Rita Oraも初参加
The X Factor UK 2015の審査員はこの4人です。
①Simon Cowell(サイモン・コーウェル)
おなじみ辛口審査員のサイモン。American IdolやAmerica's Got Talent、The X Factorの仕掛け人で、これまで輩出したアーティストは数知れず。Kelly Clarkson、Leona Lewisなど個人はもちろん、グループも得意。One Directionも元々は5人がソロでオーディションを受けたところを、サイモンの嗅覚でグループにして大当たり。
辛口だけど的を得ているし、彼がいると出場者のクオリティが保たれる安心感があります。
②Rita Ora(リタ・オラ)
イギリスのRihannaともいわれるポップアイコンRita Ora。The Voiceの審査員をやっていたけど、The X Factorは今回が初参加。
実はコソボ出身の難民で、1歳のときに家族でロンドンへ移住。1歳ならコソボの記憶はほとんどないだろうけど、異国でゼロから生活を再建するのは本当に大変なので、踏ん張る両親の姿を見て育ったのでしょうね。母は当初英語も全く分からなかったそうですが、いまでは精神科医だそうで、「ママはスーパーヒーロー」と語ってます。育った環境から培われたハングリー精神は今の成功に大きく影響していると思う。
オーディション番組の審査員は、辛口プロデューサー、キャリアを積んだアラフォー歌手、いま売れてる若い子で構成されることが多いですが、Rita Oraはまさに「今」のポジションですね。
▼クリス・ブラウンとの新曲「Body On Me」
キャリアを積んだポジションにあたるのがシェリル。
2002年のオーディション番組「Popstar」から生まれたガールズグループ「Girls Aloud」のメンバー。活動休止後はソロで活躍。美人&おしゃれセレブ的な立ち位置。この曲は日本でも結構流れていた気がする。ちょっと時代を感じる6年前のPV。
④Nick Grimshaw(ニック・グリムショー)
ニックも初参加。売れてるラジオパーソナリティ。イギリスのRyan Seacrest的なポジションですかね。「イギリスで最も影響力のあるLGBTの101人(the 101 most influential LGBT people in Britain)」で2012年に8位になったゲイ。
なかなかバランスのとれた4人!審査員って飾りに見えて本当に重要で、American Idolが今年で終了に追い込まれたのは、まさしく審査員の劣化が原因だと思う。最後は視聴者が投票できるとしても、審査員の見る目がないと、それまでにまともな人が消えてしまうし、何より「うわーこの曲は全然だめだったな…」と思った矢先に、審査員が「That was FANTASTIC!!!(素晴らしかった!)なんて褒めようものなら、一気に見る気を失くしてしまうのよね…。サイモンがいる限りは安心かなーと思ってます。