wasabiNY

英語圏の音楽を中心にお届けします。海外メディアに埋もれている情報などゆるゆると。ちなみにNYは行ったことありません。

James Arthurがレコード会社を移籍。2nd アルバムは2016年

2012年のThe X Factor UK 優勝者、James Arthurがレコード会社をColumbiaに移籍。Adele, Beyoce, Daft Punk等、大御所揃いのレーベルです。現在、2nd アルバムを制作中で、2016年にリリースされるそう。

The X Factor UKで優勝後、Simon Cowellのレコード会社「Syco」に所属していたJamesですが、方向性の違いなどが問題になって、2014年に契約をきっています。

これまでのThe X Factorの男性優勝者は、アーティストとして巣立つのではなく、Simonのコントロールの下、「人形」みたいになってしまっていると批判。

クリエイティブでこだわりが強く、どんな表現をしたいか自分の中ではっきりしているJamesにとっては窮屈だったんでしょうね。

 

ただ、彼の歌詞はときに過激で、Columbiaレコードでもどこまで自由が許されるかは謎。例えば、昨年、太っ腹にも無料配布したアルバム「All the World's A Stage」のメイン曲「Follow the Leader」の歌詞には「I’m gonna blow up your family like I’m a terrorist.(テロリストみたいにお前の家族を爆破してやる)」なんてものも含まれていて物議を醸したし、同性愛者への攻撃ともとれるラップを発表したときには、iTunesが返金対応する事態にまで発展してます。

HipHopの世界ではいずれも日常的にあることだけど、HipHopとロックを融合したアーティスト、というよりはオーディション番組の優勝者として見られて、ある程度、正統派路線を求められてしまうんでしょうね。歌詞の善し悪しは別として、私はJamesのオリジナリティが大好きだけどなぁ。とにかく音が別格。2ndアルバムでは来日してほしい!!!

▼All the World's A Stageのオープニング曲「TILIKUM」が天才…▼

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