wasabiNY

英語圏の音楽を中心にお届けします。海外メディアに埋もれている情報などゆるゆると。ちなみにNYは行ったことありません。

ついに準決勝!Louisa Johnson(ルイザ・ジョンソン)一人勝ちか?【LIVE SHOW Week 6】

4th Impactの脱落を受けて、にぎやかさが半減してしまったThe X Factor UK 2015ですが、バトルは決勝に向けて着々と進んでいます。残る4組は17歳のLouisa Johnson(ルイザ・ジョンソン)、25歳のLauren Murray、19歳のChe Chesterman、ガーナ出身デュオのReggie 'N' Bollie。すでにLouisa以外の優勝が見えないのは私だけでしょうか?

 

若い、うまい、おしゃれでかわいい。それでいて素人であること。これがLouisaの最大の強み。若くてうまくておしゃれなだけでは、おそらく十分な共感を得られないでしょう。The X Factorのようなオーディション番組は、ド素人が発掘されて回を重ねるごとに輝いていく、その過程が重視されるように思います。手を伸ばせば自分にも届きそうな「現実的な夢」だから応援したくなる。票を得るには、クラスメイトにいそうな素人感とカリスマ性のバランスが重要で、その点でLouisaの右に出る人はいないのではないでしょうか。

Louisa Johnson: James Brown's 「It's a Man's Man's Man's World」

超名曲「It's a Man's Man's Man's World」を17歳とは思えないほどソウルフルに歌い上げ、審査員はまたしても全員スタンディングオベーション。しかも、美しくてずば抜けて存在感がある。審査員のサイモンには、もはや格が違うと評価されていました。

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最初のオーディションから、ここまで高評価され続ける人は珍しいですよね。初戦では緊張のあまり、審査員に「深呼吸して!」と言われていたのが嘘のよう。どこにでもいそうな17歳が、プレッシャーと戦いながら開花していく…最も強いストーリー展開です。

▼Louisaが素人だと思い出せる初戦はこちら▼

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そして、このタイミングで浮上したLaurenの過去キャリア。R&Bの大御所プロデューサーTimbalandとコラボしたこともあるバンド「LaLaLand」のボーカルだったそうです。ここまで分からない程度にしか売れなかったんだから、目をつぶってあげればと思うけど、視聴者は「実は素人じゃなかった」展開に対して厳しいんですよね。さらに、Laurenは過去のキャリアはないと言い切っていたとのことなので、風当りは厳しくなりそうです。

このタイミングで浮上したのは、Louisaの一人勝ちをより確かなものにする裏工作に見えなくもない…いずれにせよ、Louisaの優勝見込みは堅いのではないでしょうか?

Laurenの過去キャリアのオリジナルソング「Lonely」

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