wasabiNY

英語圏の音楽を中心にお届けします。海外メディアに埋もれている情報などゆるゆると。ちなみにNYは行ったことありません。

Nellyのラップなし新曲「Die a Happy Man」がヒット!Nellyだと分かるのはHeyとYeahのみと話題(笑)

St. Louis出身の大御所ラッパーNelly(ネリー)が意外な新曲を発表して話題になっています。なんと、若手カントリー歌手のThomas Rhett(トーマス・レット)のヒット曲「Die a Happy Man」のカバーです。サンプリングしてラップするかと思いきや、最初から最後までラップなしー!おっとー!(笑)ずっと気持ちよく歌っておられます(笑)もはや「HeyとYeahしかNellyじゃない」と驚きの声が上がっています。

まずはThomas Rhettの原曲から

要は、君さえいれば僕は幸せに死ねるという激甘ラブソングです。カバーを発表するほどNellyはこの曲が好きだと考えると微笑ましい。恋でもしてるのかな(笑)

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Nellyらしくアレンジされたカバーはこちら

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カントリーからポップスに生まれ変わった感じだけど、Hip Hopではないですね。初週だけで3万5,000回ダウンロード。Nellyのこれまでの楽曲のなかでもスタートダッシュが3位と好調です。

カントリーとHip Hopの融合

カントリーとHip Hopのコラボが珍しくなくなってきたのはここ10年くらい。アメリカ中西部(カントリーの地位がとても高い地域)出身のラッパーが中心となって積極的に垣根を越えています。

Nellyのこれまでのコラボでは、カントリー界のレジェンドTim McGrow(Nelly - Over And Over ft. Tim McGraw - YouTube)やFlorida Georgia Line(Florida Georgia Line - Cruise (Remix) ft. Nelly - YouTube)が大ヒットしました。ミシガン州出身のEminemが2013年に発表した母親との確執を振り返る「Headlights」もカントリーとのコラボ。個人的にはこれが一番好きです。何度聞いても泣ける。。歌詞と一緒にぜひ見てみてください。

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さすがにカントリーをラップなしで全部歌うのはNellyが初めてだと思いますが、本人としては何の違和感もないそう。「音楽は<カントリー、ラップ、ラップ、カントリー>と意識して作るものじゃない。自分の感覚にしたがって出来上がった曲がたまたまラップだったり、カントリーだったりするだけ。これからも中西部を代表して音楽をつくっていく」と語っています。

Nellyの曲を聴くと、楽しんでいる感じがすごく伝わってくる。純粋に音楽づくりが好きなんだろうなー。バトル・ラッパーだったことはないし、競争に興味がないと明言していますが、怒りがメインテーマのHip Hop界にこういう人材も必要ですね。

最後に、いつまでも色あせない大好きな2曲を。Nellyらしいメロディックな曲です。

Nelly "Dilemma ft. Kelly Rowland

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Nelly "My Place Feat. Jaheim"

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